睡眠時無呼吸症候群の合併症⑤|「レナデンタルクリニック」銀座にある審美歯科Facebook

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レナ先生の美と健康のためのコラム

睡眠時無呼吸症候群の合併症⑤

睡眠時無呼吸症候群(SAS)にはさまざまな合併症について循環器疾患を中心に述べててきました。今回もその他の合併症について述べていきます。

 

  • 腎臓病

 

腎臓が悪い患者さんはよく昼間の眠気を訴えることがありますが、これはSASが原因の一つであると指摘されています。腎臓病とSASの関連を示すデータは少ないので断定できませんが、腎臓病患者には高血圧や糖尿病、心臓病を合併していることが多く、高血圧から腎硬化症、糖尿病から糖尿病性腎症に進行するケースも見られます。このことから、SASの影響も大きいと考えられています。

 

  • 高脂血症

 

高脂血症が続くと動脈硬化に繋がり、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが上がります。SASの30〜50%にみられるという報告もあります。

 

  • 高尿酸血症

 

いわゆる痛風を起こす状態です。SASは肥満と無関係に痛風リスクを上げるというデータがあります。

 

  • インポテンツ(ED)

 

睡眠中の無呼吸による覚醒反応やレム睡眠の不足がEDの原因になるといわれています。欧米でSAS患者の1/4がEDを伴っていたというデータが報告されています。

 

  • 認知障害

 

睡眠障害がある人の認知機能障害や認知症のリスクは、そうでない健常者と比べて2倍近くなるといわれています。入院中のアルツハイマー型認知症患者の約半数にSASがあるという報告もあります。

 

  • 発育障害

 

特に小児のSASは成人と異なり、学力低下や、多動性・攻撃性などの注意欠陥多動性障害(ADHD)様の認知・行動面の問題が生じやすく、発達に影響を及ぼすとされています。SASが脳に器質的な影響を及ぼすとの報告もありますが、そのメカニズムはまだ明らかになっていません。しかし、SAS治療後に落ち着きや集中力が改善したり、体の成長スピードが速くなったりという報告が少なくありません。

 

SASの合併症は本当に多岐にわたります。次回は疾患以外のものについてお話したいと思います。

 

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