睡眠時無呼吸症候群の合併症④|「レナデンタルクリニック」銀座にある審美歯科Facebook

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レナ先生の美と健康のためのコラム

睡眠時無呼吸症候群の合併症④

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の合併症でまず挙げられるのが循環器疾患です。SASの主な合併症に高血圧がありますが、夜間睡眠時に低酸素状態になることもあるSASと高血圧が合併すると、循環器疾患の発症リスクが高まります。

 

SASの合併症のうち、前回は「虚血性心疾患」「不整脈」「心不全」についてご説明しました。今回はその他にもまだまだある合併症について述べていきます。

 

  • 脳卒中

 

脳卒中とは脳血管障害ともいい、日本では死因の第四位です。脳血管が詰まるタイプ(脳梗塞)と脳血管が破れ出血するタイプ(脳出血、くも膜下出血など)があります。一度発症すると麻痺や言語障害などの後遺症が生じる可能性があります。

 

無呼吸・低呼吸指数(AHI)が5以上のSAS患者では脳卒中の発症リスクが約2倍、20以上では、発症リスクが3.3〜4倍高いという研究報告もあります。SASによる日中の眠気や集中力・認知能力の低下は、脳卒中の予後・機能回復にも悪影響を及ぼします。脳卒中患者の予後について、SASを伴う患者では宗でない患者より1年後の死亡率が高く、回復レベルが有意に低いという報告があります。

 

  • 糖尿病(2型)

 

糖尿病はインスリンがうまく働かないため、血液中のブドウ糖(血糖)が細胞内に取り込まれずに増えてしまう病気です。糖尿病の9割以上を占め、生活習慣病の一つと位置づけられる2型糖尿病はAHIの数値が高い、つまり重症度が高いほど糖尿病の発症率が高くなり、中等度(AHI15〜)以上では発症率が約2.5倍も高いとの報告があります。同時に、糖尿病患者の約30%に中等度以上のSASがみられました。

 

  • 肺高血圧症

 

肺動脈の緊張や上気道閉塞による胸腔内の陰圧の高まりにより、肺動脈の血圧が高くなるものをいいます。重症のSASでは、それにより右心不全を合併することもあります。

 

  • 多血症

 

SASによる夜間の低酸素血症を解消しようと赤血球が増え、血液の粘度が高まります。これにより、高血圧や心疾患、脳血管障害のリスクが高まります。

 

  • 突然死

 

SASの患者は心臓が原因の夜間突然死を起こす割合は、SASでない人の約2.6倍と の報告があります。

 

次回はその他の合併症について述べていきます。

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