睡眠時無呼吸症候群の合併症③|「レナデンタルクリニック」銀座にある審美歯科Facebook

0335738148

ご予約・お問い合わせ

Facebook

0335738148

レナ先生の美と健康のためのコラム

睡眠時無呼吸症候群の合併症③

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の合併症でまず挙げられるのが循環器疾患です。前回は高血圧症について述べましたので、今回はその他の疾患について説明いたします。

 

高血圧の状態が長く続くと動脈の弾力がなくなり動脈硬化が起こり、これが循環器疾患の原因となります。また、SASでは夜間睡眠時に低酸素状態になることもあり、高血圧と合併すると循環器疾患の発症リスクが高まります。

 

  • 虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)

 

冠動脈に疾患のある患者でSASの合併率は疾患のない場合の約2倍です。また、SAS患者の虚血性心疾患の発症リスクはそうでない人と比較した場合、1.2〜6.9倍と報告されています。無治療の重症SAS患者の心筋梗塞もしくは脳卒中による死亡率はSASがない人と比べ約3倍になるという研究結果もあります。

 

虚血性心疾患を生じた後、5年以内の再発率は通常9%ですが、SAS患者では38%にもなります。

 

  • 不整脈

 

脈拍のリズムが乱れるものを不整脈といい、不規則となるもの、ペースの変わる頻脈や除脈等があります。SAS患者は不整脈を合併する率が高く、無呼吸・低呼吸指数の増加や低酸素血症の悪化に伴い、合併率が高まります。夜間の不整脈はSAS患者の50%近くに認められます。

 

心房細動という不整脈はSASとの関連が明らかになっており、SAS患者の発症リスクは2倍以上高まり、また重症の患者では心房細動の夜間発生頻度が4倍以上も認めたという報告もあります。

 

  • 心不全

 

SASは心臓に負担をかけて心機能を低下させていきます。慢性心不全の患者の30〜50%にSASが合併しているとの報告があります。SASを合併している患者はその治療をしないと死亡率が2〜3倍高くなることも分かっています。

 

閉塞性SASは心不全の発症に強く関与しています。中枢性SASは慢性心不全の結果として起こり、さらに心不全を悪化させ生命予後が悪くなると考えられています。ですので、心不全の場合はSASの有無を確認する必要があります。

 

次回も合併症についてまだまだ続きます。

ページトップへ戻る