睡眠時無呼吸症候群の合併症①|「レナデンタルクリニック」銀座にある審美歯科Facebook

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レナ先生の美と健康のためのコラム

睡眠時無呼吸症候群の合併症①

皆さんは睡眠時無呼吸症候群(SAS)くらいでは命に関わらない、と思っていませんか?

 

確かに直ちに命に関わるわけではありません。しかしSASは頻繁に起こる無呼吸により、血液中の酸素濃度が低下する「間欠的低酸素血症や高炭酸ガス血症」、何度も中途覚醒する「睡眠の分断による交感神経の亢進」等が起こり、多くの生活習慣病の合併症を引き起こすことが明らかになってきています。

 

SASは特に循環器疾患と密接な関係があります。「動脈血酸素飽和度(SpO2)」という指標で表される血中酸素濃度は、正常では96%以上です。睡眠中に無呼吸、低呼吸が起こるとこれが簡単に90%以下に下がり、重度では70%台にまで下がることもあります。

 

これは呼吸不全と同じ状態。通常であれば酸素吸入を必要とする状態なのです。体にとって生命を脅かす非常事態ですから、心臓は心拍数を上げて体中に十分に酸素を供給しようとします。こんな非常事態が一晩に何十何百回と起こり、それが何年も繰り返されるわけですから、心臓にかかる負担の大きさは想像に難くないでしょう。

 

また、間欠的低酸素血症は血管内皮細胞の障害を引き起こし、体内の色々なところでの炎症にもつながります。

 

私たちの体は「交感神経」と「副交感神経」という2つの自律神経の調節によりバランスが保たれています。「交感神経」は活動時に優位になり、「副交感神経」は休息時に優位になることは知られています。

 

通常睡眠時は副交感神経優位となり体を休めて回復させますが、無呼吸から呼吸を再開するときに体は寝ている状態でも脳が起きた状態になり(覚醒反応)、睡眠が分断されてしまいます。すると交感神経が活性化されます。寝ている間に睡眠の分断と交感神経の活性化が何度も起こることによって、体内の調節機能のバランスが崩れ、ホルモン分泌の異常や炎症が生じると考えられています。

 

SASでは、日中運動しているのと同じくらい心臓に負担がかかった状態で寝ており、また寝ているつもりが重度の睡眠不足のまま生活している状態です。これが続くとじわじわと体を蝕んでいくのです。

 

次回からは、合併症について具体的に述べていきたいと思います。

 

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