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レナ先生の美と健康のためのコラム

咀嚼=噛むこと②〜老化防止に効果あり

皆さん、「食べる」ことは、普段意識することなく行っていますね。

しかしそれは実に、多種多様な感覚器官と運動器官が複雑に協調して行うものなのです。「食べる」という行為は、「摂取」「咀嚼」「嚥下」から成り立って います。食べ物をどのように食べるか を脳で判断して、適量を口まで運ぶことを「摂取」、食べ物を噛み砕くことを 「咀嚼」、食べ物を飲みこむことを「嚥下」 といいます。食べ物はこのような口の一連の運動で胃に送りこまれます。

 

乳幼児では「食べる機能」が未発達なため、母乳→離乳食→幼児食→普通食とステップアップしながら咀嚼や嚥下のトレーニングを行い、この機能を完成させていきます。高齢者では咬み合わせる力や舌の運動機能が低下し、 睡液の分泌量が減少するため「食べる機能」が低下していきます。高齢化社会においては「食べる機能」の低下を防ぐことが、健康で生き生きと暮らしていくために不可欠なことなのです。

 

健康寿命を延ばすポイントの第一は 「咀嚼力の低下を防ぐ」とされています。 「咀嚼」では、食べ物を細かく砕き、睡液と混ぜ合わさせて飲み込みやすい塊 (食塊)にしますが、これは歯・歯周組織・咀嚼筋・顎関節・舌・頬・唾液腺などの複雑な動きによって行われます。

高齢者における咀嚼能力の低下は、歯数の減少に大きく影響されます。歯を失う主な原因はむし歯と歯周病。ともに細菌感染症であり、現代では予防できるものです。

ちなみに、成人には親知らず以外に28本の歯があります。平成元年に始まった「8020運動」(80歳で20本の歯を保とう)の成果で、75歳以上での達成者は40%近くになりましたが、平均歯数は14本以下です。

歯の抜けた部分があれば、義歯などで治療して咀嚼能力を回復することが大切です。噛む力を維持するため、義歯の定期的な検診も忘れてはなりません。また、噛む力が衰えると、睡液の分泌量も減るため、よく噛むこと自体 がそれを補い睡液腺を活性化させ、摂食嚥下能力の低下を防ぎ、老化防止の効果があります。

「嚥下」は、食塊を喉の奥に送りこみ、さらに食道を通って胃に送りこむこと です。喉は呼吸の通路の役目もしますので、食塊が誤って肺に入らないように、嚥下時には喉口蓋が上がって鼻腔への通路をふさぎ、同時に喉頭蓋が気管の蓋をします。高齢者は喉の筋力が弱まり、嚥下反射が遅れがちで、これが原因となり誤嚥(食塊をうまく食道に送り込めず気管に入ってしまう)してしまうことがあります。その時、通常は外に出そうとしますが(いわゆる 「むせる」こと)、うまく出せずに一緒に入った口腔内細菌により、誤嚥性肺炎になることもあります。

 

高齢者であってもむしろ、形ある素材、ある程度の噛みごたえのある素材を食事のメニューに加え、よく噛んでゴックンと飲み込むことを意識して「食べる機能」を維持しましょう。

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